馬花351〜355

馬花355

メルメ

名古屋本店キャバHからスリムが神田神保町キャバmの様子を伺いに来ていた

「マミア、キャバmはどう?」

「そうね。少しずつお客様が増えて来たわ。ねえ、メルメ」

「てやんでえ。常連さんがついとりゃ。ハートおっ散らかしてねえ。ちいと景気よくなってるでえ。べらぼうめぇ」

メルメの極道風キャバ嬢は江戸っ子言葉とゴッチャになってもはや収拾がつかなくなっていた。

「そう、本店キャバHの売上が伸び悩んでいるからあなた達も異動になるかもしれないわ」

「そう」

「キャバ長のヒノメさんの売上が落ちてきたわ」

「ずっとNo.1だったヒノメさんが・・」

「そうよ。ブラックがNo.1も見えて来てるわ。そうマミア。あなたもキャバmのキャバ長なんだから東京進出の足掛かりをしっかり築いてね」

「スリム・・うん、わかったけど、あなた年下なのにどうしてタメ口なの」

「すっとこどっこい。てやんでえ!」

「メルメは黙ってて」

「マミア」

「売上が全てだからよ。本店Hの頃は私がNo.7、マミアが9、メルメが16だったでしょ」

「そう、、そうね」

「マミア、あの子は新人?」

「ああ、キャメね。そうね。ウチのお店で働きながらアイドル目指して頑張ってるみたい」

「そう、アイドル。ふふ」

「なに」

「夢見てるのね」

「いいじゃない、夢くらい見たって」

「ふふ」

「そう、スリム。他の姉妹、、姉妹店はどうなのかしら」

「姉妹・そうね。北海道札幌のキャバkはキラ子さんをキャバ長にキイロがキャバ頭でしょ、それにドレスという子を現地で採用して3人で順調に運営しているわ」

「ドレス・・・」

「ええ、3人とも2000年生まれの同期ね。まるまる組ね」

「まるまる組・・・」

スリムは腕を組みながら客席のソファに腰を掛けている

マミアがL字ソファ下線部に座って話しを聞いている

キャバmキャバ頭メルメはマミアの後方に立っている

キャメは17時の開店準備に余念がない

「福岡博多は苦戦してるわね。キャバ長アオナさんがコウミだったかな、現地採用ね。あとキャバ頭の三十路のグラマの3人ね」

「三十路のグラマ・・・」

「福岡は競合店のレベルが高いようね。中中、余所者が食い込んでいくには難しいわ」

「あのアオナさんでも」

「ええ、言葉の問題もあるし」

「言葉・・」

「まあ、よかよか。ばってん、東京は任せるたい。マミア、よろしゅうね。メルメも」

「スリム・・」

「私熊本たい」

メルメ

「よしなにお頼み申します」

馬花354

手

柄でもないけど

皆が幸せになれるように

愛を唄ってみよう

どのようにするとよいのか

ずっと考える

何年も何年も

もう頼むよ

追わないでくれ

不が追いかけてくる

逃げろ逃げる

わかったから

その手で

まだ愛せない

足蹴に

不り払ってくれ


馬花353

あの合コンから8ヶ月が経って、

同じ4人で合コン第2ラウンドが始まろうとしていた

19:00集合

KAGEはまたも、遅れていた

「なんで遅れんねん、KAGEは」

「ブラウちゃん、それはね。影はついてくるでしょう、あとから。だからね、遅れるのは仕方ないのよ」

「何言ってんねん。7番。時間にルーズなだけやろ」

「仕事なんだから仕方ないでしょ!」

キャメが元彼KAGEを庇った

「なんで怒ってんねん。関係ない人やろ。私の彼氏やで」

KAGEはブラウの現彼だった

「まあまあ」

「はよ歌えや7番!」

「チェッカーズ

いきます」

7番が歌い終えた

「僕の夢はアメリカン・ドリーム」

キャメが答えようとした時

「KAGE」

「遅れてすまない」

「KAGE遅いで」

「すまない」

視線は元彼女キャメに一瞥くれていた

「KAGE何か飲む」

「ああ、取ってくる」

ブラウがリモコンを手にして

「何か入れとく?」

「ああ、そうだな」

キャメの唇から漏れた

「美空ひばり・・」

KAGE

ジンジャーエールを一飲み

「なんでキャメが決めんねん」

「いやだってKAGEは演歌が好きだから」

「ふん、私のやで」

伏し目がちにジンジャーエールを飲んでいる

「でも、私の方が付き合い長いし」

ドアに近い席に座るKAGE

ドアから一番遠い席から

「まあまあ、2人とも」

「うるさい!7番!」

「KAGEはいいなあ」

伏し目がちに腰を折る姿には哀愁が漂うKAGE

「ブラウちゃんが恋一夜、ぼくがSong for U.S.A、KAGEが真夏の太陽、で、最後キャメちゃんやで、関西弁うつちゃった」

「ホンマ関東人の関西弁は嫌やで」

「関西人もジャンとか言うでしょ」

・・・・

馬花352

シュン

はい

メロンさん

プリテンダーって

なに?

うーん

王位請求者って意味があるらしいです

ふーん

そうなの

フリをするって意味も

あるみたいですね

そう

taylor swiftの曲に確か

そう

王位請求者

はい

テイラー・スウィフト

そう

ところで

シュンって

ツルツルね

はい?

ツルツル?

髭

あー

ヒゲ

はい

まあ

脱毛してるの

いや

もともと

薄毛なんです

髭剃りいらず

ふーん

楽ね

ええ

まあ

奇麗目男子ね

はあ

そうなんですかね

私ね

シュン

はい

メロンさん

毛深いのが好きなの

へえ

彼氏

毛深いんですか

うん

そうね

脱毛しようか迷ってる

男子も脱毛の時代ですね

うーん

それどうなのかな

え

どういうことですか

もしよ

毛深い流行りになった場合

毛深い流行り・・・

体毛ブームよ

体毛ブーム

来ますかね

脱毛男子は

終わりじゃない

あー

なるほど

脱毛男子

死亡よ

はっはっは

シュンも

昆布食べなさい

体毛ブーム

何があるか

分からないわよ

そういえばそうですね

時代って読めない

シュン

Taylor Swift

好きなの?

ええ

まあ

カッコいいですよね

そう

私よく知らないんだけど

やっぱり

カッコいいと思いますよ

Long Liveって曲なんですけどね

Pretendersって

王位を狙うって

プリテンダーズ

まあ

ええ

はあ

なんというか

えーと

あの

はい

その

えー

まあ


馬花351


コメントをどうぞ