花美哉 26-30

72.GⅢ東京新聞杯・GⅢきさらぎ賞・LエルフィンS

花美哉 26

2月2週目

東では古馬マイルの重賞HⅢ 扁桃(アーモンド)杯が開催される 
西では3歳限定HⅢ 椎茸賞 が開催される
もう一つ、リステッド競争の翡翠(カワセミ)ステイクス

立春の陽が優しかった
寒気の中に時折感じさせる微かな暖かさが肌膚に春を感じさせた

GⅢ 扁桃杯  4歳以上  1600m  府中
靱やかな鞭の使い手サムライを背に5歳牡馬テンシが優勝した
青毛の馬体が快晴の天色と同化して、芝の緑が支える風景に見事な蒼を鑑賞させた
デビューが遅れ3歳の6月にデビューした
既走馬を相手に快勝した新馬戦、1勝クラスを連勝したあとクラシックHⅠ竜杯の前哨戦である船橋のHⅡ 鮭記念で2着した
その後骨折で長期離脱を余儀なくされた後、休養明け4戦目のレースだった
HⅢを制してして前途洋洋

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一方西のHⅢ 椎茸賞 3歳限定 ターフ1800m 淀
牝馬アンドが優勝した 騎手レイミ
3歳戦線では牝馬の活躍が目立ち、睦月に船橋のHⅢ鑞梅賞を制したオレンジと共に、牡牝混合重賞を制した牝馬が2頭誕生した
暮れの2歳牝馬HⅠ雌杯で女王の座についたスイカを加えて、栗鼠杯、熊猫杯、麒麟杯の牝馬3冠へ向けた勢力が明らかになってきた

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リステッド競争 
翡翠(カワセミ)ステイクス 3歳牝馬1600m  淀
ガンドクが剛腕ゴーゴーを背に1着で駆け抜けた
長い鬣タテガミが片目を覆い、牝馬ながら隻眼の姿に時の武将を想起させた

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・・・・

昨秋の3歳以上牝馬HⅠ英杯を制したツバキが引退して繁殖入りする
懇意にしている馬主のソソスが静岡ハミル牧場に繁殖入りさせると言う
超小規模牧場のハミル牧場は繁殖牝馬を16歳のミノリしか所有していなかった
2頭目の繁殖牝馬の繋養となる
牧場主のユタタとヨウコはGⅠ馬の所有に、歓天喜地した

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#20250209

修正
HⅠ  動物・他
HⅡ  魚
HⅢ  植物 
リステッド 鳥
オープン 家財
条件 昆虫

※ハミル牧場仔馬
2歳牡馬 ハミヤ&ウマハナ
当歳牝馬 ピンタ

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73.GⅡ 京都記念・GⅢ 共同通信杯・GⅢ クイーンC・バレンタインS

花美哉 27

パパとママは再会できなかった

暮れの2歳GⅠ、雄杯で仲良く3着同着した牡馬パパと牝馬ママ

茨城所属のパパは日曜日のHⅢ アルストロメリア杯に出走した

滋賀所属のママはHⅢ ストックカップへ遠征した

共に府中競馬場でのレースであったが、ママは土曜日の出走だったため二頭はすれ違いとなってしまった

馬運車の昇降場所の傍らには花が、ストックの花が咲いていた

レース当日、パパはフワフワと温かみを醸すその紫羅欄花に引き寄せられるように鼻花を合わせて香りを堪能した

レースに際して、共にHⅠで3着した実力馬

パパもママも確りと勝利した

ママは馬運車が着けた側のストックの花には気付くことは出来なかったが、その花が冠名となった競争の優勝によりその花冠を、額からタテガミへの通りに飾った

彼女は牝馬でありながら牡馬クラシックへの参戦も検討されている

オーナー、調教師を始めとする関係者も今回のマイル重賞の勝利に御満悦の様子を徐にしてハハと綻んでいた

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HⅡ シャーク記念

スカイブルーの右後脚キウタ

年明けの名物重賞 船橋玉カップを制して、その勢いのままHⅡ へ駒を進めた

鞍上はキック

彼はデビューからの主戦であったが、秋の3歳牝馬GⅠ 麒麟杯でリーディングジョッキーのバツクへ乗替りとなった

キックの騎乗に取分け落度があったわけではないが、トップジョッキーがHⅠで空いているという好機をミホー調教師は好機と捉えソソスオーナーも快諾し、バツクも騎乗依頼を好機と即断した

キックは勝ち数を量りとするならば、中位の騎手であった

麒麟杯惨敗の後、船橋玉カップでは昨年の新人リーディングで62勝を上げたホープ、ツヨチが手綱を取った

バツクもツヨチも東のGⅢアルストロメリア杯で騎乗していて、キックにその脚スカイロケットの発動を託された

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1998年2月14日

サイレンススズカがバレンタインSを4馬身差で逃げ勝った

始まった

中山記念、小倉大賞典、あの金鯱賞、宝塚記念、かの毎日王冠、そして天皇賞秋

「残り6のハロン棒を通過しました。先頭はヒメヒコです。大きく離しました。10馬身ほど離したでしょうか。鞍上は逃げのシンニョウ」

ダート1,400m

「ヒメヒコ逃切りました」

オープン特別の天道虫S、蜂Sに続き、これまたオープン、カカオS。三つめのステイクスを手にした

調教師ミホー、馬主ソソス、そして生産者ハミル牧場のユタタとヨーコ

チームヒメヒコも諸手を挙げて喜んだ

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その頃

静岡ハミル牧場ではスタッフのマメドから角砂糖を与えられて花美哉は手放しで喜んでいた

富士は白くて、マメドはボウっと眺めていた

ハミヤの鼻梁を撫でて、事務所へ向かった

あのミルクの山を見ていたら・・なんだかよくわからないけど、きのこの山に練乳をかけて、口に放り込んだ

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#20250216

花美哉 28

74.GⅠ サウジカップ・GⅠ フェブラリーS

花美哉 28

昨年の年度代表馬アゲハが海を渡った

リヤド競馬場 HⅠ 駱駝カップ

ダート三冠を達成、年末グランプリターフ馬杯を制す

破天荒な馬道を踊り疾って、次なるターゲットは世界最高賞金だった

・・・・

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国内

府中競馬場でHⅠ 河馬杯

快晴の東京の空に乾いた砂を16頭が駆け抜ける

1番人気は6歳牡馬メーヴェ

昨年秋のダートHⅠ 土竜杯で前述のアゲハの後塵を拝したが、ニューヨーク競馬場のHⅠ 野牛ステイクスを制した実績が燦然と輝いている

2番人気はH競馬会最高の栄誉 HⅠ 第1回 熊杯を一昨年に制したクロだった

惜敗が続いていたターフからダートへ矛先を向けた初砂のHⅠ 土杯でメーヴェと2着同着、アゲハに鼻まで迫る快走だった

この馬も芝砂熟すが、今年の初陣はダートに照準を当てた

この2頭の再戦が注目を集め、1.9倍と2.3倍の単勝オッズ、ファンの支持は他馬を大きく引き離していた

「やはり、一騎討ちか!内の4番クロ!外の12番メーヴェ!200mを切りました。まだ並んでいる、どっちだどっちだ!100m。ティマ鞭一発、チリシカも必死で追う。外少し出たか、メーヴェ優勝!第1回砂杯を制したのはメーヴェです」

メーヴェがクロを半馬身競り落としてHⅠの名誉を捥ぎ取った

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・・・

アゲハ大敗

年度代表馬が15着に沈んだ

国内の芝ダート条件問わずの名雄が中東では、その羽ははためかなかった

重い4本が馬場を降りて検量室へ向かう

ジョッキーのアクルヒは馬上から降りてバックルを外す

鞍を下げゼッケンを手にする

日の丸が目に入って申し訳なさと、怖さが背筋を引き攣らせた

アゲハの足元を確認する

肩に小さな手の平を感ずる

背を軸に首を振り返らせる

馬主のオリーブは、ゴメンねと言った

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#20250223

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花美哉 29

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静岡ハミル牧場

富士山はやっぱり白かった
草木萌動
弥生に入り富士は白を増して、中腹から麓にかけて雪を垂らしていた
その山は真冬の12月や1月よりも春めく3月4月の方が降雪が多い
冬のシベリア高気圧より春の南岸低気圧の影響によるためだが、陽気なこの頭には仕組みの理解がよくよく脳に治まらない

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種付けの季節を迎えた
ハミル牧場では2頭の繁殖牝馬がいる
一頭はミノリ。今年デビュー予定の2歳牡馬、ハミヤの母馬だ
その下にピンクの馬体、1歳牝馬ピンタがいる
諸般の事情により、ピンタは夏生まれだった
彼女を産んでから秋冬と休養乍ら緑の芝を運動して富士と過ごした
体調は万全、今年の種付けに臨む

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種牡馬アイルトン
北の大地で彼と付けて静岡に戻って来た

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2歳のハミヤの父はアイルトンだ
1歳のピンタの父はヒカリ
則ち花美哉の全弟か全妹になる
順当に受胎が確認されれば、

もう一頭
牝馬英杯を優勝したHⅠ優勝馬のツバキ
懇意にしている馬主ソソスがそのままオーナーとして所有するが、ハミル牧場で繋養することとなった
つまり、馬主から預託料の支払いを受けて管理を任されている
種付料は馬主の負担になる

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レースには賞金の別に生産牧場賞や繁殖牝馬所有賞があり、小規模牧場には馬花にならない収入だ繁殖牝馬、しかも有望なHⅠ馬の預託に指名されたことに牧場主は歓天喜地した

馬主のソソスと協議して種馬ヒカリを付けることになった

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アイルトン
16歳牡馬
生粋のステイヤーだった
長距離重賞を3勝した
HⅠで優勝することはできなかったが、HⅠで2着3着は複数回ある
種付け料  40万円

ヒカリ

9歳牡馬
HⅢ 1勝のみ
この馬はハミル牧場で繋養している、唯一の種牡馬
静岡に牧場を構えているため、通常に種付けに向かう場合には北への遠征費用が掛かる
牧場内で完結させるためにPRIVATEで購入した
ヒカリは種牡馬になることの叶う競争成績ではなかったが、馬主が格安で譲ってくれた
種牡馬登録を済まして晴れて男となった

プライベートは基本的には所有者の内輪のみで種付される
申し出があれば交渉次第だが、需要自体がほぼ皆無だ

牧場主のユタタと恋人ヨウコ、スタッフのマメド
生産牧場の大仕事を終えて、一息吐く
2週間後には受胎確認ができる

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事務所のドアからノック音が響く
「面接お願いします」
瓜二つの男女が立っていた

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THE BLUE HEARTS
ブルーハーツより愛をこめて
COVER

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75.弥生賞

花美哉 30

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HⅡ 英雄賞

ケッコンが優勝した

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